□新機能と機能強化
今週のアップデート概要
・複数のIdPからユーザーを管理
・CMAの新しいナビゲーション
・機能と操作をサポートする新しいAIアシスタント
・LDAPユーザープロビジョニングの重要な更新
・新しいWindows v5.13およびmacOS v5.8クライアント
今週リリースされた機能
・複数のIdPからユーザーを管理
より柔軟で簡単なユーザー管理を実現するため、複数のアイデンティティプロバイダー(IdP)を設定して、ユーザーのプロビジョニングと認証が可能になりました。
例えば、企業合併や買収後に各企業が既存のIdPを引き続き利用でき、統合の複雑さを回避できます。また、同じIdPの複数のテナントもサポートします。ユーザーは以下が可能になります。
・SCIMをサポートする複数のユーザーディレクトリからのプロビジョニング
・異なるSSOプロバイダーを使用した認証
・本機能を紹介するビデオ録画が公開されています
・CMAの新しいナビゲーション
Cato Management Application(CMA)メニューの新しいグループ化および順序付けが、デフォルトのナビゲーション構造となりました。
この新しいナビゲーションは、トラフィックやアクティビティの監視、構成変更の流れを論理的に整理し、管理者の使いやすさを向上させます。
・トグルを使用して、以前のナビゲーション構造に簡単に戻すことができます
・複数ドメインにわたるクロスプラットフォームのワークフロー(例: XDR Stories WorkbenchやExperience Monitoring)を強調する「HOME(ホーム)」メニューを追加しました
・Network(ネットワーク)、Access(アクセス)、Security(セキュリティ)メニューは単一ドメインの視点を維持しており、監視および構成ページが含まれます
・新しいナビゲーションはアカウント内のトラフィックに影響を与えず、既存のフローやブラウザのブックマーク(現在のURLに変更なし)をサポートします
・機能と操作をサポートする新しいAIアシスタント
CMAから直接、Catoに関連する質問をAIアシスタントに問い合わせることができ、アシスタントがナレッジベースをスキャンして回答を提供します。
・AIアシスタントはヘルプメニューからアクセス可能
・アカウント固有の具体的な回答は提供できません
・本機能を紹介するビデオ録画が公開されています
・Windowsクライアント v5.13
2025年1月5日より、Windowsクライアントバージョン5.13を展開します。
・以下のDEM(デジタルエクスペリエンスモニタリング)の改善がこのバージョンでサポートされます
・ソケットラストマイルのアンダーレイ性能監視: トンネル外の問題を特定および診断し、ラストマイルのパフォーマンスに影響を与える可能性を評価
・複数デバイスのグループ化: DEMハードウェアメトリクスがデバイス名ごとにグループ化され、複数デバイスを持つユーザーの各デバイスのパフォーマンスを容易に把握
・異なるLANゲートウェイのサポート: LANゲートウェイIPごとにLANゲートウェイプローブがグループ化され、異なる時間枠で異なるゲートウェイのパフォーマンスを理解
・バグ修正および改善
・本機能を紹介するビデオ録画が公開されています
・macOSクライアントv5.8
2025年1月5日より、macOSクライアントバージョン5.8を展開します。このバージョンには以下が含まれます
・クライアント問題の記録: クライアントで発生した問題を記録し、再現する追加のトラブルシューティングツール。トラフィックキャプチャとログファイルをサポートにアップロード可能
・この機能と既存のログ送信機能は、クライアント内の新しい「サポート」タブで利用可能
・OPSWAT OESISフレームワークの更新: クライアントで使用されるOPSWAT OESISフレームワークをバージョン4.3.3685に更新
・macOS 15(Sequoia)のサポート改善
・バグ修正および改善
・本機能を紹介するビデオ録画が公開されています
・LDAPユーザープロビジョニングの重要な更新
LDAP同期に使用されるIPアドレスを更新しました。シームレスなLDAP同期を維持するために、ファイアウォールACL(アクセス制御リスト)を新しいIPアドレスで更新する必要があります。これを行わない場合、LDAP同期が失敗します。
・新しいIPアドレスは別記事へ記載されています
・LDAPによるユーザーのプロビジョニングに影響を与えないよう、以下の日付までにこれらのIPアドレスを更新する必要があります
・2025年1月19日:オンデマンド同期のため
・2025年2月9日:自動デイリー同期のため
・自動アップグレードサービスからソケットサイトを除外
特定のサイトを最新バージョンへのソケット自動アップグレードから除外できます。これにより、重要なビジネスサイトが設定されたメンテナンスウィンドウ中に中断されるのを防ぎます。
・Catoは、メンテナンスウィンドウ後にアップグレードを再開し、ソケットが次のサイクルでアップグレードされることを推奨します。
今後の新機能と機能強化を確認するには、ナレッジベースのCato製品ロードマップをご覧ください。
本アップデート内容は、Cato PoPに対して2週間かけて段階的に展開されます。新機能についても同じ2週間の展開期間内でCato管理アプリケーションに段階的に有効化されます。予定されたメンテナンススケジュールの詳細についてはCatoステータスページをご覧ください。
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