Cato NetworksとCrowdStrikeによる新しい統合によるスマートなセキュリティ従来、エンドポイントのインテリジェンスとSASEを含むネットワークデータは切り離されたサイロ化した状態にあり、セキュリティチームが脅威の文脈を把握するのに時間がかかるという課題がありました。Catoクラウド(正式名称 Cato SASE Platform)とCrowdStrike Falconの両プラットフォームを統合することで、エンドポイントとネットワークのコンテキストを単一のワークフローに集約し、迅速な対応とリスク低減を実現することが可能となります。
1. 統合による主なメリット
- リスクの低減とレスポンスの高速化: CrowdStrikeのエンドポイント検知とCatoのネットワークテレメトリ(DNS、セキュリティ、デバイス、ユーザー情報など)を即座に相関させ、脅威の特定と対策を迅速化します。
- デバイスセキュリティの強化: CrowdStrikeが管理するエンドポイントの情報をCatoのデバイスインベントリと統合し、デバイスの属性(OSのバージョンなど)に基づいた最小特権アクセスポリシーをネットワーク全体に適用できます。
- 運用の簡素化: 新たなツールを追加することなく、使い慣れたコンソール(Cato XOpsまたはCrowdStrike Falcon)で、エンドツーエンドの可視性を確保しながら調査やハンティングが可能です。
2. 具体的な統合機能の仕組み
- Cato XOpsでの相関分析: Falconの検知データをCatoに取り込み、フローテレメトリ等と相関させることで、影響を受けたユーザーやデバイス、横方向の移動(ラテラルムーブメント)を含む「ガイド付きインシデントストーリー」を自動生成します。
- 属性ベースのポリシー設計: IPアドレスやホスト名ではなく、デバイスの属性(例:OSが古いデバイスの制限)に基づいたポリシーをCato側で作成・実行できます。
- Falcon Next-Gen SIEMでの調査: Catoの正規化されたネットワークイベントをFalconにストリーミングし、ネットワークの証拠を保持したままFalconコンソール内で脅威ハンティングを行えます。
3. 主なユースケース(具体的な例)
- リモートワークの封じ込め: フィッシングに遭ったリモート端末のビーコン通信を検知し、Catoで迅速に宛先ブロックやアクセス制限を行うことで、平均対応時間(MTTR)を短縮します。
- 信頼できるデバイスコンテキスト: 利用者PCのOSが古いことをFalconがフラグを立てた場合、Catoが即座にネットワークのセグメンテーションを変更し、修復が終わるまで内部ネットワークへのアクセスを制限します。
CrowdStrike Falconプラットフォームとの統合は「サイロ化した信号を一つの物語(Single Story)に変える」ことを目的としており、可視性の死角を無くし、攻撃の全体像(ラテラルムーブメントを含む)を把握することで、より強固なゼロトラスト環境の構築を支援するものです。