KDDI回線(特にテザリング環境)利用時に、Cato Client 接続中の通信が不安定になる、または一部通信が正常に行えない事象が確認されています。
本事象は、回線側のパケット処理仕様と MTU(Maximum Transmission Unit)値の組み合わせにより発生している可能性があります。
発生する事象例
- Cato Client 接続中に通信が不安定になる
- 一部サイトやサービスのみ通信できない
- VPN接続自体は確立するが、通信が途中で停止する
- テザリング利用時のみ問題が発生する
原因について本事象は、以下の要因が重なって発生していると考えられます。
1. KDDI回線側の挙動
通常、ネットワーク機器間では、経路上で送信可能なパケットサイズ(MTU)を超える通信が発生した場合、ICMPエラー等を返却し、通信機器側が適切なサイズへ自動調整(Path MTU Discovery)を行います。
しかし、今回の事象では、KDDI回線側において「パケットを破棄してもエラーを返さない」挙動がある可能性が確認されています。
2. MTU自動調整が正常に機能しない
上記により、端末側が通信可能なMTU値を正しく認識できず、Cato接続時の最大MTU(1347)を超えるサイズのパケットを送信し続けてしまうことで、通信障害が発生していると推測されます。