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作成日: 2024/03/11

Catoクラウドアップデート情報(2024年3月11日)

□新機能と機能強化

・Catoクライアントのスプリットトンネルポリシー(Split Tunnel Policy)
 スプリットトンネルポリシーは、リモートユーザーのトラフィックルーティングを簡単に設定し、どのトラフィックをCatoクラウドへトンネリングするかを制御するためのきめ細かい方法を提供します。
 ・設定は、順序付けられたルールベースを持つポリシーから管理できます。
 ・スプリットトンネルポリシーのグローバルIPレンジグローバルオブジェクトを使用して、ユーザまたはユーザグループごとにルールを調整できます。
 ・現在のスプリットトンネルの動作に影響はありません。機能が無効の場合でも、ポリシー内のIPレンジはグローバルIPレンジとして追加されます。

・ソケットサイトのPoP選択を最適化
 ソケットサイトの一般設定(General Setting)に都市(City)フィールドを追加することで、自動PoP選択メカニズムの精度を向上させます。
 サイトのCityは、理想的なPoP選択のためにサイトが位置する地理的座標を使用することができます。
 Cityフィールドは新規サイト作成時の必須フィールドとなります。
 既存サイトの一般設定でも利用可能です。Cityフィールドを編集しても、現在のPoP接続には影響しません。

・ソケットサイトのNATポリシー
 DNATおよびSNATを含む、きめ細かなマッチング条件とアクションを備えた新しいサイトレベルのNATポリシーです。
 このポリシーにより、ソケット経由で接続され、IPの競合を避けるためにNATを必要とするサードパーティのネットワーク(請負業者など)と統合できるようになりました。
 このポリシーは、IPsecとクロスコネクトのサイトですでに利用可能となっています。

・Cato管理アプリケーション(CMA)の機能強化
 最近の問題(issue)に対する劣化(Degraded)ステータスの表示
 過去30日以内に発生した問題を持つサイトに対してのみ、劣化(Degraded)ステータスを表示するオプションが追加されました。
 30日以上接続に問題があるサイトは、接続済み(Connected)として表示されます。
 ※これまでは、劣化(Degraded)ステータスが常に表示されていました。

・Azure vSocketサイトの重要なアップデート
 Catoは、Standard_D2s_v4 VMサイズのAzure vSocketに影響を与える新しいMicrosoft検証を確認しました。
 ・影響を受けるすべてのお客様へ電子メールを送信しています。
 ・VMサイズがStandard_D2s_v4のAzure vSocketサイトでは、vSocket VMをStandard_D2s_v4からStandard_D8ls_v5にリサイズする必要があります。
 ・詳細については、「Azure vSocketsのVMサイズの変更」を参照してください。VMインスタンスがパワーオフしない限りは、vSocketは正常に機能し続けます。

・ログエクスポーター(Log Exporter)のEoLについて
 ログエクスポーター機能をご利用のお客様へ、より良いカバレッジ、一貫性、パフォーマンス、使いやすさを提供する代替ソリューションのために、この機能が終了することをお知らせいたします。
 現在ログエクスポーターを使用しているアカウントについては、2024年4月末までこの機能を使用し続けることができます(当初の2024年3月のEoL日付からの延長)。
 この期間を過ぎると、この機能を使用してCato AWS S3バケットからログファイルをダウンロードすることはできなくなります。
 アカウントのイベントをエクスポートするには、以下のソリューションのいずれかを使用できます
 ・Events Integrationは、あなたの組織に属するAWS S3バケットにイベントをプッシュします。
 ・イベントを SIEM ソリューションにクエリする eventsFeed API
 ・auditFeed API を使用して、アカウントの監査証跡をエクスポートします。

□PoP アナウンス

・以下のPoPロケーションで、新しいIPレンジが利用可能になりました
 ・アメリカ、アトランタ:216.205.113.0/24
 ・モロッコ、カサブランカ:150.195.215.0/24
 ・イギリス、ロンドン:85.255.27.0/24
 ・インド、ムンバイ 123.253.153.0/24
 ・中国、上海:114.94.55.192/26、140.207.250.192/26

・バルバドス向けには、マイアミのPoPロケーションを経由して提供される新しいジオローカライズされたIPレンジが利用可能です: 45.62.191.112/28

アメリカ、ハワイ:ハワイの新しいPoPロケーションで、このIPレンジ(216.205.120.0/24)をご利用いただけます。

・以下のPoPロケーションでは、新しいIPレンジがまもなく利用可能になります
 ・ドイツ、ミュンヘン:85.255.18.0/24
 ・カナダ、バンクーバー:150.195.195.0/24

□ビデオ特集の概要

・ネットワークストーリーのXDRレポート
(XDR Report for Network Stories)

・自動PoP選択の強化
(Enhanced Automatic PoP Selection)


注意)本アップデートの記載内容は、2週間かけてCato PoPに順次展開されます。新機能はPoPと同じく2週間のロールアウト期間をかけて、Cato管理アプリケーション(CMA)でアクティブ化されます。予定されているメンテナンス計画は、Cato Statusページをご確認ください。

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