□新機能と機能強化・Socketの新ファームウェア v17 のリリース 以下の内容を含め、Socketバージョン17への段階的なアップデートを開始します。
・BGP動作の最適化
以前は、SocketがCato Cloudから切断されたとき、リモートSocketサイトのレンジだけを引き出し、IPSecなど他のリモートサイトタイプのレンジは引き出されないことがありました。
現在では、Socket は、Cato Cloud に接続されていないときに、リモート範囲をアドバタイズしなくなりました。
・Socket WebUI を使用したトラフィック・キャプチャーの機能強化
新しいトラフィック・キャプチャ・ツールでは、複数の Socket インターフェースから同時にトラフィックをキャプチャでき、パケット・フィルタリング機能も強化されています。
・インターネットトラフィックバックホール(Backhauling)のIPsecサイト対応 ネットワークルールを用いて、特定のインターネットトラフィックをバックホーリングゲートウェイとして指定されたIPsecサイトへバックホールすることが可能になりました。
・ラストリゾートリンクによるオフクラウドトランスポートのトラフィック削減 Socketリンクが優先度3(Last-Resort)に設定されている場合、そのリンクに対してOff-Cloudトランスポートの設定が自動的に無効になるようになりました。
この新しい動作により、これらのリンクの制御トラフィックが減少し、LTEなどのラストマイルトランスポートに有益となります。
・優先度3(Last-Resort)に設定されている既存のリンクに変更はありません。
・Cato管理アプリケーションの機能強化 ・サイトタイプを X1500 Socket から X1700 にアップグレード
Socket サイトの接続タイプを更新し、Socket ポートのインターフェイス設定を調整できるようになりました。
・以前は、これらの変更を行うにはサポートに連絡する必要がありました。
・必要に応じて、サイトを X1700 ソケットから X1500 に戻すこともできます。
・Cato APIリファレンスガイドの新しいポータル
ナレッジベースの記事に加えて、APIのフィールドや引数の説明を、使いやすい新しいポータルで見ることができます。
□セキュリティアップデート・IPSシグネチャ ・CVE-2023-21706
・CVE-2023-21529
・CVE-2022-47966
・CVE-2021-46422
・CVE-2018-5430
・アプリケーションデータベース 200以上の新しいSaaSアプリケーションを追加
SaaSアプリケーションは[Monitoring] > [Apps Catalog] にて確認可能です
・SUNMI (新規)
・ByteDance (機能強化)
・ExpressVPN (機能強化)
・MEGA (機能強化)
・TikTok (機能強化)
・アプリケーションコントロールポリシーの更新(CASB) このアプリに新しいアクションが追加されました。
・Box: Login, Upload
・Microsoft: Logint
・データ損失防止の更新 (DLP) このアプリに新しいアクションが追加されました。
・Box: Login, Upload
□Knowledge Base アップデート ・How to Integrate Third-Party DDoS Services for Internet-Facing RPF Traffic (インターネット向けRPFトラフィックのためのサードパーティ製DDoSサービスの統合方法)
・Backhauling Traffic via an IPsec Site (IPsecサイト経由のバックホールトラフィック)
原文は以下を参照ください。
https://mailchi.mp/catonetworks/product-update-4231117