□新機能と機能強化
SaaSアプリ向けの詳細なテナント識別
特定のSaaSアプリテナントに基づくApplication Controlルールを定義することで、OneDrive、Google Drive、Dropboxのようなアプリにおけるユーザの活動を可視化、制御することができます。これにより、企業向けのアプリと個人用のアプリの識別が可能です。例えば、Google Driveの自社テナントへのアップロードは許可しつつ、個人アカウントへのアップロードをブロックしてデータ窃盗を防止することが可能です。
・テナントレベルでの識別に基づく、CASB・DLPポリシーを適用できます。
・個人アカウントや非認可アカウントでのアクセスを制限できます。
・コンプライアンスリスクやデータ漏洩リスクを低減します。
・本機能の利用には、CASBもしくはDLPライセンスが必要です。
効率化されたLDAPユーザ管理 -フィルタとダイナミックグループのインポート
どのLDAPユーザがCatoへインポートされるかを容易に管理し、LDAP属性に基づくダイナミックユーザグループを作成します。
・カスタムフィルタによるLDAPユーザのインポート
LDAPクエリのフィルタリングを、どのユーザをCatoへインポートするかの制御に利用します。
-フィルタに関連するユーザのみを、LDAPの状態に応じてインポートします。
(例:フルタイムの勤務者のみをインポート)
-フィルタは、後述のダイナミックグループの基盤となるユーザディレクトリを定義します。
・LDAPベースのダイナミックユーザグループ作成
CMA上で、LDAPの属性の値を自動で反映するユーザグループを作成します。手動調整不要な正確でロールベースのポリシー維持を補助します。
-ダイナミックグループは、フィルタによって定義されるユーザディレクトリのサブセットです。
-グループの所属ユーザは部門、場所、職位といった属性に基づきます。
-グループのメンバーシップはLDAP同期の度に自動で更新されます。
Cato Clientアップグレードサービスのための新URL
シームレスなアップグレードを保証するため、以下のCato Clientアップグレードサービス用URLへの通信許可を行う必要があります。
・https://clients.cdn.catonetworks.com/
・本URLはWindows、macOS、Linuxのクライアント自動アップグレードに使用されます。
CMA上での、WANリカバリーSite-to-Siteトンネルのステータス表示
WANリカバリーの準備を常に整えるため、Site-to-Siteトンネル機能はCato Cloudの重篤な障害のような稀な障害が発生した場合でもWANトラフィックの復旧を可能とします。運用上の可視性強化のため、各サイトがWANリカバリーの準備を完全にできている/部分的にできている/できていないことを示す新しいステータスを追加しました。本ステータスは、各サイトおよびWANインターフェースを対象として表示されます。
・CMAの「Topology」「Sites」「Site Configuration > Socket」にて閲覧可能です。
・APIクエリの「wanRecoveryStatus」にて、各サイト、インターフェースの値を閲覧可能です。
・Socket v24以降のバージョンで対応しています。
ユーザ認証向けのKeycloak SSOへの対応
ユーザ認証対応のSSOプロバイダとして、KeyCloakを追加しました。
・以前はCMA管理者の認証にのみ利用可能でした。
IPsecサイトでの、インターネット限定同一IPレンジ
ネットワーク管理の簡素化とゲストユーザの通信のセキュリティ向上のため、複数のIPsecサイトにわたって同一のIPレンジをインターネット専用IPレンジとして設定可能です。
・以前は、本機能の利用はSocket配置Siteに限定されていました。
最終リマインダ -TLSインスペクション用証明書の期限切れ
従来デフォルトとなっていた、TLSインスペクションおよびThreat Prrevention用の2015年のルート証明書は2025/10/29で期限切れとなります。切り替えが完了していない場合、直ちに新しい証明書を配布し、CMA上でアクティベートする必要があります。これを完了しない場合、サービスへの影響やセキュリティ上の脆弱性の発現へつながります。
・既に2024年のルート証明書がアクティベートされている場合、アクションは不要です。
□PoPアナウンスメント
リマ、ペルー:新しいIPレンジ(199.27.45.0/24)が、リマPoPにて利用可能となりました。
本アップデート内容は、Cato PoPに対して2週間かけて段階的に展開されます。新機能についても同じ2週間の展開期間内でCato管理アプリケーションに段階的に有効化されます。予定されているメンテナンスについてはCatoステータスページをご覧ください。
Product Update本文、関連Knowledge Baseの詳細については、ご契約者様サイトへログインを行い内容をご確認ください。
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