1.事象
Oracleなどのアプリケーション接続を放置すると、勝手にコネクションが切れる。
2.原因
CATO Cloudは、長時間に渡るアイドル状態のコネクションを強制切断する。
理由は、CATO Cloud の NAT枯渇を回避するため。
各プロトコル毎のセッションタイムアウト値は、以下の通り。
(1)HTTP:5分
(2)TCP:2時間
(3)ICMP:20秒
(4)DNS:10秒
(5)SIP:5分
(6)FTP:2時間
(7)上記以外:5分
3.対応
(1)本仕様はCatoのKnowledge baseでは公開されておらず、
Cato Management Application でも設定値の確認や変更は不可。
(2)タイムアウト値の拡張が業務上必要不可欠な場合は、Cato社に個別対応を依頼する。
(3)この際に、NAT枯渇回避の観点から、以下の範囲限定の対応が求められる。
(非推奨)TCP等のプロトコル全体に対するタイムアウト値の拡張 ←影響大
(推 奨)Oracle等アプリケーション単位でタイムアウト値の拡張 ←影響限定的
(4)アプリケーション単位でタイムアウト値を設定するには、事前にカスタム
アプリケーションで対象(前述の例では、Oracleコネクション)を定義する。